研究所の歴史

 日本ケア・カウンセリング研究所の歴史は、その母体である日本ケア・カウンセリング協会に遡ります。 1992年以来、各地で開催されてきた品川博二研究所長(現・協会代表理事)による「ケア・カウンセリング講座」 (関西看護出版主催)が母体です。この講演活動のなかで、品川所長は「人間とは誰かを愛し、誰かに愛される者」 (ケアし、ケアされる者)であり、ケアリングとは「対人援助の内にのみ、自己を発見し得る」という、人間の 「関係的な在り方」を求める実践活動だと定義しました。 このケアリングの視点から、カウンセリングを「人間本来のケアリングを回復・促進するための理論と技術」 ととらえ、これを『ケア・カウンセリング』と提唱しました。 日本ケア・カウンセリング研究所は、『ケア・カウンセリング』の理論と技術を心理臨床の現場で実践する専門家 の養成と研修の場として2001年に設立されました。


・研究所の理念